開かない扉

 

2009年10月上旬

この日、僕は予想以上に仕事が終わらず、22時頃に会社を出ました。

疲れていたけど、この日は飲んで帰りたくなったでので、
自宅の最寄駅の近くの時々行っていたバーに入りました。

3人の客がカウンターに座っていました。
僕は一番奥側のカウンターに座り、
生ビールを注文しました。

 

あ~、今日は思った以上に疲れた…
製品の細かい仕様確認と資料作りで、
かなり時間がかかってしまったのです。

店のスタッフや、隣に座っていた客と話をしながら、
二杯目を注文しました。

二杯目は、チンザノのロックを注文しました。

しばらくすると、友達からメールが届きました。
これから、その店に来るとのこと。

その友達は隣に座り、定員さんと一緒に他愛もない話をしました。

酔ったら、女の子を口説くかどうか、とか、
恋人の部屋でゴキブリに遭遇した時の話とか。

僕はその後、ネグローニとジンライムを飲んで、店を出ました。

 

数分歩き、自宅前に到着しました。

 

小さな灯りが付いていて、エアコンも動いているようでした。

[ まだ起きてんのかな? ]

僕は鍵を取り出し、玄関のロックを解除して、開けると、
玄関は少し開き、音をたてて止まりました。

内側からもロックがかかってる…

[ またか・・・ ]

仕方がないので、チャイムを鳴らしましたが、

反応が無い…

 

[ 寝てるんだな… ]

しかし、諦めるわけにはいきません。
ここが開かなければ、僕は帰宅できないのです。

 

連続して数回チャイムを鳴らしました。

シーン…

僕は玄関の隙間から、家の中の様子をうかがいましたが、
誰も出てくる気配がない…

 

妻の携帯電話にかけてみました。
何事もないかのように、留守電になる…

 

家の電話にかけながら、玄関の隙間から家の中の
様子をうかがいましたが、
着信音が流れ、やがて留守電に…

 

その後も結構粘ったのですが、一旦諦めました…

 

この時、夜中の1:30

僕は、再び駅の方へ歩き初めました。

[ もう一度同じバーに行こうかな…]

でも結局、
近所をウロウロして、再び我が家の前に戻ってきました。

再び玄関を開けようとすると、
鍵のロックはかけていなかったのに、再びロックがかかっていました。

もう一度、鍵で玄関を解錠すると
今度は、内側のロックが解除されていました。

 

この時、2:30
僕は、ようやく帰宅を果たすことができました。

 

妻は、「おかえり~」
と言いましたが、僕は何も言う気にはなれませんでした。

 

そして、翌朝
お互いに、前の夜のことには触れることはありませんでした…

起きて待ってて欲しいとは思っていなかったけど、
内側からのロックは外しておいて欲しかった…

このころの夫婦関係はまだ破綻していませんでしたが、
いずれはこちらのようになるのです・・・

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